漫画好きのひとり言

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時給三百円の死神 (作画/桐原いづみ 原作/藤まる) 4話

死神のバイトを始め、二人の死者の担当になったが、
結果はどちらも悔いが残るものだった。
 
次こそはと意気込む真司ですが、
そんな真司を雪希がプールに誘う。
 
天気も良く、まさにプール日和。
でも真司はバイト代2日分になる水着を買うことになったので、
雪希に不満を言っていましたね。
 
こんなに可愛い子とプールに来ているのに!
水着姿の雪希は眩しかったけど、
雪希は自分で「可愛い」と言うからなぁ・・・
 
プールに来ても真司は前回の失敗を引き摺り、
暗い顔をしていた。
 
さすがにこの場に似合わないですよね。
一緒に泳ごうよと雪希は真司の前に立つ。
水着姿で目の前に立たれると、目のやり場に困る。
 
それを察した雪希は真司にグイグイ迫ってきた。
(羨ましいなぁ・・・)
 
そのままプールに蹴り落とし、強烈な一言。
そんなに私にフられたことが悲しいのかな?
 
大嘘だけど、周囲に聞こえる声で言ったので、
周りがザワつく。
 
でもそのお詫びにデートしているんだから
別に良いよね
一回だけって土下座までされたら
私だって断れないもん
 
コレは酷い嘘だが、ここで反論しても格好悪い。
お前は敵だと言って、水を浴びせるだけ。
雪希はお返しにドロップキックで飛び込んできたが、
さすがに監視員に注意された。
 
でも、この騒ぎですっかり真司も表情が緩んだ。
思い切りプールを楽しんでいました。
 
・・・もしかして、真司に元気になって欲しくて、
雪希は真司を誘ったのだろうか・・・
 
真司は次の任務の事を雪希に聞くが、
ロスタイムが発生しなければ用がないのだし、
こればかりはどうしようもない。
 
プールからの帰りにロスタイム中の死者(子供)がいたが、
その子は別の死神が担当なので、関われないらしい。
 
そんなある日、やっと依頼があった。
3人目の死者は広岡さん。
生後4ヶ月の赤ちゃんがいる主婦だった。
 
両親に先立たれ、親族も絶え、
身寄りの無い日々を過ごしていた。
しかも病弱で入院を繰り返し、
稼ぎの少ない職を転々としていたらしい。
 
そんな時、知り合いの紹介で今の夫と出会って、
そこから人生が変わったのだ。
 
大きな総合病院の医師で収入が安定しており、
性格も穏やかで優しかった。
 
結婚して妊娠した所までは良かったのだが、
人生、良い事ばかりは続かない。
常位胎盤早期剥離だと診断された。
 
でも、どうしても子供が欲しかったので、
リスクを覚悟で出産に挑んだが、
結果は死者としてロスタイムを過ごす事に。
 
身体が耐えきれなかったのか・・・
 
広岡さんの未練は、
お腹にいた赤ちゃんが無事に生まれたかどうかを知ること。
 
つまり今 目の前にいる赤ちゃんはロスタイムにより、
無事に生まれたという事になっているのだ。
 
ロスタイム中は本来の歴史が分からない為、
どうすれば生死を確認することが出来るのだろうか。
これはまた無理難題だ。
 
ちなみに広岡さんの能力は
声を聴くだけで その人の嘘を見破れるというもの。
 
一応、能力の確認で真司は酷い目に遭っていましたね。
雪希の事は好きではないが、巨乳は好きらしい。
 
それはともかく、自宅に戻ってきて真司は考えた。
与えられる力は未練を晴らす為にある。
 
嘘を見破る能力があっても、
ロスタイム中では本当の歴史の赤ちゃんの安否なんて
誰にも分かるはずがない。
 
誰が嘘を吐くというのか?
 
つまり広岡さんは何か嘘を吐いている。
黒崎と同じなら、本当は幸せな結婚をしていない事になるが・・・