漫画好きのひとり言

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic (原作/渡航 作画/伊緒直道) 94話

共依存
陽乃に言われるまでも無かったでしょうね。
本当は気付いていた。
 
誰かに頼られることに自分の存在意義を見出し、
頼られることに快感を覚えていた。
何ともおぞましい・・・
 
そもそも雪乃は自分自身で問題解決をしようとしているのだ。
彼女の成長の足枷になってはいけない。
 
この件からは手を引くべきだ。
それを雪乃も望んでいるじゃ無いか。
 
結衣と一緒に帰る八幡。
元気のない八幡を気遣ってか、
結衣はプロムが無くなりそうだと八幡に伝えていた。
 
八幡には何の情報も入らないようになっていたので、
結衣から状況を聞いてビックリしたでしょうね。
そして平塚先生に電話をする八幡。
 
どうしたいか訊かれ、迷う八幡。
共依存”という言葉が、彼を迷わせていましたが、
細かいことは抜きにして、自分がどうしたいか?
その気持ちが大事ですよね。
 
残り少ない時間。
悔いの無いようにするには・・・
 
助けるって約束したから
 
それだけで十分でしょう。
結衣に平塚先生の所に行くと伝えると、
結衣は大粒の涙を流す。
 
安心したから・・・と言って、
八幡を安心させ、見送った結衣。
 
八幡も結衣の涙の理由には気付いていたかもしれない。
でも、今は振り返らない。
それが彼の意志なのだ。
 
Interlude 94.5話
 
涙が止まってくれてよかった
泣いてしまったら八幡はここから動けないから
可哀想な子になると、八幡は助けてくれてしまうから
 
彼はあたしのヒーローだから
 
最初からヒーローだった
そしてもう助けて貰ったから
「いつか」はもう終わってしまったから
 
行かないでと言えなかった
ヒーローじゃなくていいから
ただ傍にいて欲しかった
 
ヒーローじゃないのを知っているから、
ちゃんと傷付けて欲しかった
 
雪乃のように諦めたり、拒否したり出来なかった
彼女に依存して、全部押し付けてきた
 
だからこれでいいはずなのに、
ずっと涙が止まらない
 
涙が止まらなければよかった
 
最後に本音が出ましたね。
本当は行って欲しくなかった。
困らせてしまうけど、傍にいて欲しかった。
 
でも八幡の気持ちにも気付いていたのでしょう。
彼はこちらを向いていなかった・・・・
 
切ないなー