漫画好きのひとり言

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俺のキスで世界が変わるなら (紺條夏生) 6話 【隔月連載】

蒼馬に招待され、ゲームのイベントにやってきた蜂谷。
もちろん編集部の3人も一緒です。
 
入口で記念撮影して、その画像を蒼馬(と土田)に。
蒼馬は当然、テンションを上げ、「今すぐ俺のこと
世界一かっこうよくして!」とメイクさんに頼んでいましたが、
土田はこの後の展開も考えて「来なければいいのに・・・」と言っていました。
 
蜂谷と蒼馬がイチャイチャしている所なんて見たくないわな。
 
そしてイベント開始。
その豪華さに圧倒される蜂谷。
そしてステージ上の蒼馬は蜂谷を見つけ、投げキッス。
 
蜂谷の周囲の女性ファンは自分に向けられたと思いますよね。
“ぴぎゃあああ”という黄色い声で大騒ぎです。
(当然、編集部の三人は蜂谷に向けている事は分かっていますが)
 
「いやいや 見えるわけがないから」と言う蜂谷ですが、
こちらを見る蒼馬にドキッとしてしまう蜂谷。
 
そして自己紹介。
やたらと気合いが入っている蒼馬がトップバッターだ。
 
「・・・今日 貴方と共に この夜を過ごせる事を幸せに思います
今夜は・・・ 僕の全力の愛を全身で伝えるので
どうか受け止めて・・・ 僕を感じてください」
 
ファンに向けて言っているようにも聞こえるけど、
蜂谷個人に向けて言っているのは明らかですよね。
熱烈な告白だよ。
 
その後の質問コーナー。
「最近ハマっているもの」
メガネっ子&ショートカット(蜂谷は眼鏡&ショートカット)
「好きな食べ物」
イチゴ(蜂谷の下の名前は“一悟”)
 
・・・凄いアピールだ!!
 
生アフレコでは本気の演技。
悲恋を感じさせ、会場にいる全員が涙です。
(土田、完・全・敗・北)
 
こうしてイベントは大盛況で幕を閉じ、
ファンは「好きになって良かった、ゲーム続けていて良かった」
感動の涙です。
 
蜂谷はゲームの世界(蒼馬のいる世界)への思いを改めていましたね。
俺の認識が間違っていた
全然マイナーな世界なんかじゃなかった
――あぁ 早く 早く 水神に会いたい――
 
!? 蜂谷は完全に蒼馬にやられちゃっていますね。
 
その後、簡単な打ち上げにも参加した蜂谷達。
ここに来ることが出来るのは関係者だけですからね。
編集部の三人は、蜂谷が編集長になって良かったと思っているでしょう。
 
そして打ち上げ会場にいる蜂谷を見つけた蒼馬。
蜂谷の手を取り、二人きりになれる場所へ。
蒼馬が積極的すぎてビビる。
 
蒼馬に「早く二人になりたい」なんて言われて、
キュンとしてしまう蜂谷。
 
そして息も整わず、汗も引かない状態で、
他にも沢山の人が来ているにも関わらず、
「蜂谷君の為に頑張ったんだけど 届いた?」と訊いてくるのだ。
 
そんな健気な蒼馬にキュンとしないわけがない。
俺と早く二人になりたかったのかよ・・・
「あぁ 届いたよ
素晴らしいステージだった」
 
だから蒼馬に「ご褒美貰っていい?」なんて訊かれたら、頷くしか無い。
 
ここで蒼馬は蜂谷の頬にキスをし、
照れながら「また連絡するよ」と言って去って行きました。
 
拍子抜けした蜂谷。
そこはキスじゃねぇのかよッ!!
 
おかげで消化不良を起こした蜂谷。
土田を誘って飲みに行っていました。
 
土田になら話せるという事で、蒼馬にされたことを報告。
「ないわ~ ほっぱにちゅーだけとか ないわ~」
 
土田はこんな話を聞きたくなかったでしょうね。
しかもよりによって飲み屋はカップルシート。
地獄です。
 
土田はそんな蜂谷を冷静に分析していましたね。
蒼馬のBLCDを聴いていたせいで、
蜂谷は いつの間にか「受け」の思考になっていた。
 
動揺する蜂谷ですが、酔っているので冷静な受け答えが出来ない。
土田は蜂谷の目を塞ぎ、「水神さんだと思って良いですよ」と言いながら、
蜂谷にキスをする。
 
・・・またコイツ”と思いながらも
まぁいっか 今だけ・・・”と為すがままの蜂谷。

そして
あぁ こんなふうに水神とキスしたかったなぁ・・・
もう蜂谷は蒼馬の手の中かもしれない。
 
その後、調子に乗った土田は蜂谷にディープなキスです。
酔いもあって、もう蜂谷はノックアウト。
 
このまま土田のお持ち帰り確定?
後半が濃すぎて参ったけど、なかなか面白かった。
作者も楽しんで描いているし、隔月なのが本当に惜しい作品です。