漫画好きのひとり言

今までありがとうございました!

惰性67パーセント (紙魚丸) 80話

西田が目覚めると、そこはベッドの上。
見知らぬ部屋だ。
 
あ 起きましたぁ?
 
声のある方向に目を向けると立川という女性がいた。
確かアニメ科の飲み会でやたらと自分の作品を褒めてくれて、
流れで片倉のバーで飲んで・・・ そこからの記憶が無かった
 
先輩 ベロベロに酔っちゃって
道端で寝ようとするから
タクシーでうちまで連れて来ちゃいました
 
やっちまった!
慌てて帰ろうとするが、もう電車もないし、
寝袋もあるので泊まっていってと言われる。
 
先輩の話ももっと聞きたいですし
 
そう言われて、泊まっていく気になった西田。
授業の話などをしていたが、何だか距離が近い立川さん。
 
やけにボディタッチも多いし・・・
さてはこいつ俺の事 好きだな!!
 
いやいや落ち着け、この子は皆にそうなんだ
早合点はいけない
 
そんな事を思っていたら、立川さんから訊かれた
西田さんてドーテーでしょ
 
当たりだが、ここはプライドが勝って否定する。
立川さんから「DTの人って そう言いますよね」と言われるが、
でもそれは非DTでもそう言うわけだし、
言動から区別つけるのは無理が・・・
 
良いですよねぇ ドーテー 可愛くて
 
こちらの思考を読んでいるかのように言葉を被せてきた。
あれ この子 おれの事 好きなんじゃね?
 
そして立川さんが誘ってきた。
ゲームじゃない、アレだ。
気持ちいい事だ。
 
立川さんが俺の手を取り、自分の胸に導く。
 
え? ヤれちゃうの これ マジで?
いやいやいやいや でも よく知りもしない子と
やれそうだから やっちゃえって それどーよ?
 
それにやっちゃったら
こっち(吉澤、北原、五木)のルートは消えちゃうかもよ!
 
やっちゃえばいいじゃん!
誰か一人に絞らずに曖昧に先延ばししてきたお前が
今さら何を言っているんだ。
 
「据え膳食わぬは男の恥」
いいからやっちゃえよ!!
 
自分の本能と会議した結果、決意した西田。
ゴムを取り出そうとすると、立川さんが使っているゴムを出してくれた。
激安だけど 使い心地は問題ないですよ~
 
・・・・あれ?
 
つかぬ事をお聞きしたいのですが
その よくされるんですか なんていうか 性交渉の方は?
 
立川さんはちょっと困ったようだ
いやー でも 普通数えないじゃないですかぁ
ほら 食べたソーセージの本数とか・・・
 
参った。
これはもう自分への好意ではなく、アレが好きだからだ。
 
ちょっと野暮用を思い出したので失礼しまーす!!
 
「やれそうだからやっちゃえ」という不純な動機で挑んだくせに
相手が特別好意を持っていない事に必要以上にショックを受けていたよ。
実に自分勝手なクソ野郎だ。
 
そしていつものように吉澤の所に行くと、そこには・・・
いやぁ 奇遇ですねぇ
・・・本当に奇遇なのか?

もしかして、この子はDT喰いが趣味だったりして。
それにしても西田は五木ちゃんのルートも考えていたのか。
本命:吉澤、対抗:北原、大穴:五木 という感じかな?