漫画好きのひとり言

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つぐもも (浜田よしかづ) 136話

白羽儀菊理姫神から
かずや達と親交は深められたか?と訊かれるしらね。
「はい・・・」と答えるが、その表情は、やや困惑気味だった。
 
それは前回の混浴での話に続きがあったから。
“ずん!”された響華としらねは治療する必要があり、
しらねは自分で行なうと言ったが、
かずやにやって貰えば効果てきめんだと言われる。
 
響華に軟膏と一緒に霊力を練り込むかずや。
絵面的に、何かもう困ったものである。
 
抵抗したしらねですが、尻穴が痛くて役目に支障が出てはいけない。
観念してかずやの治療を受けていました。
(あまりに気持ちが良いので漏らしていました)
 
こうして、かずや達としっかり親交を深めたしらね。
その言葉に偽りは無い。
 
しかしかずやと手合わせしたしらねは、その実力を疑問視。
気配を察知出来ないし、自分が圧倒していた
 
この点については白羽儀からフォローがありましたね。
気配を察知出来なかったのは、霊力探知をあえて閉ざしていたから。
霊力探知は色々と見えすぎる。
神域においてそれは礼に失すると考えたのだろう。
 
そしてしらねとの戦いでは桐葉としらねの身体を慮ったから。
その実力の半分も出していなかっただろう。
そして白羽儀が戦いを止めたのは、しらねを守るため。
 
かずやが覚悟を決めて強力な技を出そうとしたので、
あれを喰らったらしらねは大きな傷を負ったかもしれないのだ。
 
手加減されていたと知り、ショックを受けるしらね。
どちらにしても黄泉路案内は勅命であり反論は許されない。
役目を果たすように言われると、
「はい・・・」と答え、複雑な表情で白羽儀の前から消えた。
 
しらねは優秀だが、少々箱入りが過ぎたと反省する白羽儀。
今回の案内で外界と人間に触れて、
思いを新たにして欲しいと願っていました。
 
翌日
いよいよ黄泉国へ向かうかずや達。
死者偽装の術で半死者になり、黄泉比良坂を抜けて
道返しの関を越えられる。
 
ここで白羽儀から注意点を言われましたね。
「十日祭までに戻れ」(今日から10日目の24時までに戻れ)
「黄泉戸喫をするな」(黄泉国の水・食物を口にするな)
 
これらをたがわば真の死者となる
そして現世に戻るときは黄泉比良坂にて現世戸喫する
(現世の食物を食べる)
 
さらに黄泉国の死者や手勢は黄泉大神様の配下
けっして傷をつけてはならない
 
他にもあるらしいが、その辺はしらねが把握しているとの事。
・・・結構、制約があって大変だな!!
 
こうして黄泉比良坂に向かったかずや達。
末期の水で半死者になり、黄泉国へと入っていったが、
その前に白羽儀が旅路を占っていた
 
その結果は小凶
あまり良くない。
 
再会の相、師の相、猛き水の相、ほのくらき影の相
 
何とも意味深な相が出ていますよね。
再会とか師とか、良さそうな相も出ているけど、
仄暗き影というのが気になる所。
 
そしてかずや達を見送り、本殿に戻った白羽儀。
ここで新たな相が視えた。
それは“大凶
 
負の相、死の相、さらに“相”ではない確定の未来
“像”を結んでいた。
かずや達と戦わんと相対する像は・・・
上岡の菊理媛!!!
 
これは想定外でしょう。
今のかずや達の実力ではとても敵わない。
しかし今さら呼び戻す事は出来ないし、
助っ人を送ろうにも末期の水はすぐに用意出来ない。
 
腹を括った白羽儀。
かずや達の力を信じるしか無い。
それに再会や師との出会いで、今より強くなるかもしれないし。
 
困難は元より承知の事。
頑張れ、かずや!!
 
ちなみに4月号は休載。
次回掲載は2ヶ月後になりそうです。