漫画好きのひとり言

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あなたがしてくれなくても(ハルノ晴) 52話

陽一と出勤前に少し会話したみち。
賃貸契約は更新で良いかとか、今日は早く帰れるとか、
そんな会話をして陽一は出ていった。
 
本当にいつも通り
あの日の事を蒸し返してギクシャクしたくないのだろうけど
陽ちゃんはこれでいいの・・・?
 
本当の想いをぶつけず、相手と向き合わない。
あんな事があっても、陽一は変わらない。
ずっとこんな関係で良いのか。
みちは色々考える所があるでしょう。
 
会社に行くと華が住居を探していた。
もうすぐ更新なので、引っ越しをするらしい。
 
更新のたびに引っ越すという華。
面倒では無いのか?と訊くと、
同じ場所にずっといる方が苦手とか、
リセット出来て良いとか言っていた。
 
なるほど、そういう考え方もあるか。
 
その頃、陽一は同僚に絡まれていた。
浮気の事を蒸し返されて、家を買わされたと。
35年ローン、もう絶対仕事を辞められないとか、
自分の意志で買うわけではないので、かなりブルーになっていた。
 
あーもう 逃げられない!!
ローンからも 家からも・・・!!
 
そんな嘆きの言葉を聞いて、陽一は・・・
 
夕食の支度をするみちの元に華からメールが届く。
次に住む部屋を2箇所に絞ったが、どちらが良いか訊いてきた。
 
みちは自分が住むなら・・・という視点で考えてしまったが、
一人暮らしなんて、もうするわけがないのに・・・と反省。
 
そんな時に陽一が帰宅。
家の更新の話をしたけど、マンションを買うのもありかなと、
来年完成予定のマンションのパンフレットをみちに見せる。
 
驚くみちに、陽一は更新料や賃貸料が勿体ないからと言う。
35才になるけど、ローンを組むなら間に合うし、
Wローン組めばそんなにキツくないしと、かなり前向きに考えているようだ。
 
陽一なら同僚の嘆きを聞いて、そんなの嫌だなと思うのかと思ったが、
逆に何かヒントでも得たのだろうか。
マンションを買ってローンでも組めば、みちと別れられなくなる。
みちを縛るための手段? まさかねぇ・・・
 
陽一の提案に驚くみち。
ちょっと考えたいと言い、間取りを見ると
2LDK+ウォークインクロゼットだった。
 
なんでこれを選んだの?と訊くと、
みちと俺の部屋がそれぞれあるし十分じゃん?と言われる。
 
・・・子供は?
子供産まれたら部屋足りないよ?
 
そう言われ、陽一は「ああ・・・」とだけ応える。
 
その反応にみちはかなりショックを受けていましたね。
陽一は子供の事など全く頭に無かったのだ。
 
みちとしては拒んだだけに、それが頭にあるかもしれませんが、
ずっとレスで良いとは思っていないだろうし、
やっぱり子供は欲しいでしょう。
 
目指す未来が違うなら・・・
みちの心が、どんどん陽一から離れていく可能性もありますね。
 
そして誠は、楓に話があると言う。
楓はドキドキしたでしょうね。
 
その話は転職をするというもの。
キャリアアップしたくて、前から考えていたと言うが、
楓は転職の話と知ってホッとしたものの、
この時期の転職に違和感を憶えた。
 
その転職って・・・
 
楓は誠に聞く決心をした。
ちゃんと正直に答えてほしい
誠が あの日・・・ あの雨の日に言ってた女性とは
今も続いてるの?
 
・・・続いていないよ?
あれから一度も会ってない
 
・・・じゃあ彼女のこと まだ思ってる?
 
少し間があって、「いや・・・」とだけ答える誠。
 
「いや・・・」 それだけ・・・?
想ってないって 好きじゃないって 言ってよ
 
もう楓は昂ぶる気持ちを抑えられない。
ついに核心をつく言葉が出てしまった。
 
その人って・・・ 吉野さんなんでしょ?
 
果たして誠の答えは!?
否定しても、その反応から気付かれそうだし、
ここは正直に言った方が良いでしょう。
それで楓が離婚を決意するなら、それはそれで・・・と思うし。
 
 
ちなみに次号は休載。
次回53話は2021年5月18日頃掲載予定です。