漫画好きのひとり言

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弱虫ペダル SPARE BIKE (渡辺航) SPARE.94

学生寮に到着した田所。
車の中の大量の荷物を急いで降ろしていたが、
その理由は同乗者にあった。
 
実は青八木が乗っていたのだ。
荷物に囲まれていたので大変だったでしょうね。
ちょっとだけ車酔いしたとのこと。
 
休みの日に引っ越しの手伝いをさせて悪いなと言う田所に
光栄ですと、引っ越しの手伝いに指名されて嬉しそうだ。
(坂道も頼まれていたら、喜んで手伝っただろうなぁ)
 
手嶋も手伝う予定だったらしいが、
急なキャプテンミーティングで来る事が出来なくなったそうだ。
どちらにしても一杯の荷物で手嶋は乗れなかったでしょうけど。
 
青八木は大学の寮に興味津々。
高校の寮より広い。
大学の窓ってでかい。
そんな感想を持っていましたね。
 
そして田所が入る部屋に行って色々と確認。
自転車が置ける広さもあって、ローラー台も置けそう。
 
この大学に“競技部”ねェって 一時期へこんだりしたけどよ
やっぱ動いてみたら気持ちも変わる
不思議と何とかなりそうな気がしてきたぜ!!
 
田所なら、本当に何とかしてしまいそうだ。
 
荷物を部屋に運び入れ、ひと休み。
ここで田所は青八木に、何とかなりそうな気がする根拠を語り出す。
 
この大学にはサイクリング部はある。
結構本気の旅部活で、長期休みには海外の大陸横断とかするらしい。
計画を立てて飛行機で飛んで目的地を決めて
協力しながら走破するらしい。
 
結構楽しそうな部活で、田所も好意的。
「俺は そのサイクリング部に入ろうと思う」
 
これは青八木もビックリ。
いくら楽しそうと言っても・・・
 
「えっ えっ! レース・・・は!? 旅に・・・? ・・・田所さん」
 
無口な青八木が驚いて大声を出したよ。
部活で自転車に乗れるとはいえ、いくらなんでもサイクリング部は・・・
 
ここで田所はプランを語り出す。
入ってみて探そうと思っているんだ
レースをやりそうなヤツを!!
 
レースに興味がありそうな者を見つけ出し、
何人か説得して、それで立ち上げる。
 
サイクリング部に入っている者の中には、
競技部が無いから入った者がいるかもしれない。
可能性はゼロじゃないですよね。
 
青八木もホッとしたでしょう。
そして学食でたらふく食べて帰路についた二人。
 
三年になった青八木に、「総北たのむぜ」と言う田所。
青八木も田所から、その意思をしっかり受け取ったでしょう。
 
数週間後、大学に入った田所。
サイクリング部の門をたたいていました。
田所の新たな挑戦が始まる!!