漫画好きのひとり言

気まぐれに漫画の感想とか

弱虫ペダル SPARE BIKE (渡辺航) SPARE.96

サイクリング部に入部した田所。
今のところ新入生は田所を含めて6名。
そのうち女子が2名。
 
ふぅ 女子もいる自転車・・・部か・・・
別世界に来てるみたいだぜ
 
高校と比べて大学は全てが別世界。
自転車レースだけは唯一変わらないと思っていたが・・・
 
サイクリング部の靴野井さんに「決断力が大切なのさ」と言われた。
旅というのは命懸け。
 
進むか、戻るか、留まるか
その人が決断しなくてはいけない。
 
物事の選択というのは、とてもストレスがかかるもの。
しかし、それを他人に委ねるのは放棄したのも同然。
 
自分の決めた道には失敗はあっても 後悔はないのさ
 
その言葉が田所には強く残っていた。
とにかくやろう
ちょっと金城が羨ましいが、
今は自転車に関わっているだけ良いと思おう。
 
オレはオレの道でレースの世界に戻ってみせる!!
 
気合いが入っているが、それもそのはず。
今日は待ちに待った練習だ。
 
自転車競技部でしごかれた日々が頭に浮かんでいたでしょうね。
どんな厳しい練習でもやってやりますよ!!
口の中が血の味がするまで!!
走り抜いてやりますよ!!
 
しかし現場に到着すると、部員達は和気藹々としていた。
クロスバイクに大きなリュックを背負い、カゴ付きで・・・
 
思っていたモノとあまりに違うため混乱する田所。
靴野井先輩に確認すると、ついてきたら分かるよと言われる。
 
靴野井先輩の後ろに付いて走る田所達。
景色を楽しんでも良いけど前には注意してねーと言われる。
のんびりした行程で、田所は肩すかしだったでしょう。
 
筑波山を登ると言われてテンションが上がるが、
サイクリングは競争ではない。
皆、自分のペースでゆっくりと確実に登っていくのだ。
 
辛かったら自転車を降りて押しても良い。
とにかく走破することが大切。
 
全員自転車と一緒に目的地までこれた 憶えといて
これで100点
 
景色は楽しめたかい?
「はい」と答える新入生達。
それで200点だ


そう言われて、鳥肌が立つ田所。 
野外でコーヒーを淹れて貰い、香りを楽しむ。
 
自然に感謝しながら美味しく頂こう
 
その日のオレは途中まで
「なんで速くはしらねーんだ」と思っていた
正直 期待したのと全然違う「練習」だった
だけど最後のコーヒーを飲んだ時
なぜだか 心からほっとしていた
 
これはこれで違った自転車の楽しみ方。
このままサイクリング部に染まる・・・という事はないでしょうけど、
こういう楽しみ方もあるんだと田所は気付いたでしょう。