漫画好きのひとり言

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ノラガミ (あだちとか) 95話

過去の恵比寿の手記を手掛かりに
術師の祠を探す恵比寿とタケミカヅチ
 
手記によると、今いる場所を訪れたことが原因で代替わりしている
それ以降は危険と判断し、この地を訪れることを禁じていた。
 
つまり あれだけ術師について国中を探していた恵比寿が
唯一 調べきれていない場所かもしれないのだ。
 
危険な場所と聞いて罠の可能性もあり、
警戒していたが 妖は一匹もいない。
それどころか、大祓はこれからなのに、これだけ静かなのはおかしい
 
それはともかく、
術師の祠の場所を示す唄に、何かヒントがあるはず。
「ほのぼのと」は夜明けの意味もあるから
宵から明け方まで小舟で漂えば何か見つかると思ったが・・・
 
タケミカヅチが唄を詠んでみたが、途中で別の唄を諳んじていた。
昔 和歌集を詠み上げさせられてなぁ・・・
 
音読? タケミカヅチがそんな勉強の仕方を?
小学生じゃあるまいし
 
恵比寿がそう言うと、タケミカヅチ
似たようなもんだろ オレは まだ幼かっ・・・
ここまで言って、気付いた。
オレが代替わりしてるのは秘密だった!!
 
自ら暴露してしまったよ。
「あはは 認めましたね」と恵比寿が笑う。
違う!あれは黄云に言われて・・・
 
誤魔化そうとするタケミカヅチですが、
恵比寿の後ろ 霧の向こうで先代が笑っているのが見えた。
幻覚でしょと言われたが・・・
 
幻覚だと? ならあれもか?
霧の向こうに島が見えたのだ。
 
恵比寿は「でしょうね 今 来た航路に あんな島
ありませんでしたから」と言うが、
つまり恵比寿にも見えているという事。
 
二人に見えているなら・・・
「ほのぼのと」は ほのかに明ける夜
夜明けの唄を詠めという事だったのだ。
それを「みたび」繰り返せば、霧は「吹きかへり」・・・
 
ついに目の前に島が姿を現わした。
地図に無い島。
死角にある島で、更に歌を鍵にして隠してあったのだ。
 
昔の僕が調査を断念した術師の島はここです!
 
ついに見つけた。
この島の何処かに術師の祠か墓があるはず。
それを打ち壊して術師の退路を断つ
それで大祓を仕舞いとしよう!
 
空を裂く太鼓の音
みんな穏やかに過ごしたいだけのはずなのに
どうしてこうなってしまったのでしょう・・・
 
大祓出陣の儀が滞りなく済んだと報告を受けた。
宮様は糸、あるいは網が絡みついてくると言う。
 
従者は網など何処にも無いと言う。
宮様を捕らえるものなど世にありませぬ
 
私を捕らえる? 何故?
 
誰も答えられない。
しかし、宮様には“咎ゆえかと・・・”という声が聞こえた。
 
術師は先に夜卜神に追わせてある。
夜卜神は命綱である父を自ら討つと。
大禍・術師にとどめを刺す
それがそなたらの役目と心せよ
 
術師にとどめを・・・
ようやく 天も術師の正体をつかんだのか・・・
長かった・・・ 術師は もうずっと前からいたが
天にも死角があったということか
 
みかがみ 天に罪などと由々しきことを・・・ 正せ
 
現に 天に誓約にて非となり
“黄泉帰り”はのさばり 天網に対なす網まで現れた
これを咎めずしておられましょうか・・・?
 
天が見逃し見て見ぬふりをした
それを なにかが罰しようとしているのやも
 
みかがみ・・・ 言葉がすぎる
正せ 直ちに
 
亀裂は奥深くまで入り込み
連綿と続いた あらゆる不和を呼び起こして・・・
 
ついに術師を斬った夜卜。
面倒を見てやった 家も飯も与え生かしてやった
ワガママも聞いてやった! なのに これが礼か・・・!
殺してやる!! くそガキが・・・!
 
怒りを露わにして夜卜に斬りかかる術師。
しかし夜卜は躱して、さらに一撃。
深く術師の肩に斬り込んだ。
 
へっ 良い顔だぜ 親父!!
 
怒りで我を忘れて
忘れないで
本当に大切なのは なにか 思い出して・・・!
 
恩を仇で返すのかと怒る術師ですが、
自分の目的の為に夜卜を生かしただけのくせに
よく言うよと思いますね。
 
しかし、最後のメッセージは誰からのモノなのでしょうね。
夜卜が術師を討ってはいけないという事なのだろうか。