漫画好きのひとり言

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ヴァンピアーズ (アキリ) 28話

ギカに洗脳されている一花。
彼女がアリアを殺すところを、ギカはテレビに映して観るようだ。
皆も車で向かっている。もう着く頃だろう。
 
アリアの言葉はギカにも伝わる。
迎撃の準備に入るだろう。
 
一花と共にアリアの所にいたヤンヤン
嫌な予感がして「アリア!」と叫ぶ。
一花が短剣を持っている。アリアを刺す気だ。
 
ヤンヤンがアリアの手を引き一花の攻撃を躱す。
・・・もう、邪魔しないでよ ヤンちゃん・・・
 
アリアは驚いたでしょう。
一花・・・ いま何を・・・
 
力を使い果たし、サイズが小さくなるヤンヤン
ゆ、油断しないで様子がおかしい
 
やっぱり何かされたのか?
 
一花は剣を持ち、アリアの気持ちが分ってなかったと言う。
私が何をするべきか・・・
 
アリアは一花の手を掴み、一花の攻撃を止める。
死にたがっていたくせに、何故止めるの?
 
おそらく呪法か何かで精神を操作されている。
猫児の禁架があれば・・・
 
猫児が来るまで一花を抑えておかないといけないわけだが、
ギカの操り人形がアリアを取り押さえようとしてきた。
いくら強いアリアでも数で攻めてこられては厳しい。
 
マオを連れてきてくれヤンヤンに頼むアリア。
ヤンヤンは急いで猫児の所へ飛び、状況を伝える。
 
魔術の類いなら、むしろ楽勝です!
頼もしい返事だ。
 
もちろん、すんなり通してくれるわけがない。
操り人形が行く手を阻む。
 
二郎とアーサーが向かっていき、
その間に猫児が禁架で人形を止める。
猫児が実に頼もしいが、
これでは なかなかアリアの元に辿り着けない気がする。
 
多数の操り人形に絡みつかれ、完全に動きを封じられたアリア。
一花は余裕が出来たので、アリアに問いかけていた。
・・・ねぇ、黙っていなくなろうとしてたって ほんと?
 
・・・こんな風に巻き込みたくなかった
一花に何かあったら・・・
 
さっきも泣くほど安心してたもんね
私がいないと死ねないから
 
違うって・・・
 
じゃあ、なに?
 
・・・それは・・・・
 
私が何をしてあげられるのか ずっと考えてた
死ぬ事がアリアちゃんの望みとは思えなかったから・・・
絶望がどれほど深いか 分ってなかったから
つなぎとめられるはずって思ってた
すぐ気付いてあげられなくて ごめんね・・・
 
アリアは言葉がない。
 
終わらせてあげると、一花はアリアに近付いていく。
 
・・・いやだ
・・・こんなこと 望んでない
 
どういうこと?
 
だから・・・
涙を流して、言葉を詰まらせるアリア。
 
だめなんだよ・・・・
わたしたちの時間は違いすぎる・・・
わかってるのに・・・
 
一花と一緒にいたい・・・・
失いたくない・・・・
 
その頃、ギカの操り人形と奮戦中の二郎達。
猫児はようやく準備が完了。
できたです!
 
あとは禁架を発動させるだけだったが、
この瞬間、猫児は長い棒(棍?)のようなモノに貫かれる。
猫児だけじゃない、二郎やアーサーも貫かれた。
 
邪魔はさせないわよ
腰抜けども
Fă-o
 
近付いてくる一花。
・・・これまでか
 
出会えて良かったよ 一花
愛してる
 
一花が突き刺したのは操り人形だった。
もう一回言って?
あ・・・ ・・・いしてる
 
その瞬間、操り人形は崩れ落ちる。
二郎達を襲っていた人形達も同様だ。
 
一花の呪いが解けた!
これが愛の力!
 
もちろん、ギカがこのまま逃すわけがない。
割れたテレビのディスプレイが物語っている。
ギカは、まだまだ諦めていないでしょう。