六道の悪女たち(中村勇志) 194話
200人が待ち構えていようが、
既にタテシマ達が向かっているのだ。
六道だけ安全な場所に居るわけにはいかない。
同じ釜の飯を食べた仲。
既にタテシマ達は六道の仲間なのだ。
それに沙知代も、もう六道にとっては大切な仲間。
危険だと分かっていても、命を懸けても助けに行くのだ。
もちろん、六道だけでは危険。
仲間を募るべきだが、鈴蘭やミナミ、幼田、莇美は呼べない。
(タテシマ達が守ろうとしていたのだしね)
そこで六道が声を掛けたのは、飯沼や大佐、課長、乱奈。
乱奈がいれば百人力だ。
しかし幼田達も異変に気付いていた。
六道や沙知代が学校に来ていないのだ。
これは間違いなく沙知代に問題が起きたのだろう。
そんな時に莇美から電話。
竹松をつけていたら、妙な場所に辿り着いたと言う。
それは廃校。
ここに沙知代が囚われているに違いない。
幼田達も別働隊で動くようだ。
(幼田と鈴蘭は強いから良いが、ミナミと椿は・・・??)
結局、全戦力を投入して、沙知代奪還作戦が始まる。
天道の計算通りかもしれませんが、
何とか天道の予想を上回って欲しい所。
天道の狙いは六道の命かもしれませんね。
沙知代の予知の力を復活させるには六道が邪魔なはず。
だから沙知代の目の前で六道を殺せば・・・とか考えているかも。