漫画好きのひとり言

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潮が舞い子が舞い(阿部共実) 30話

大切な話があると、百々瀨を呼び出したバーグマン
使われていない用具倉庫に入り、
二人きりになるとバーグマンは話し始める。


バーグマンは自分の行動が矛盾していると百々瀨が思っていると思い、
それを弁明するために呼び出したのだ。

善行がどうこう言う割には、クラスメイトには優しくないとか、
集団は嫌うくせに百々瀨とは話すとか。

たぶん、自分が気にしているのでしょうね。
それを指摘される前に、こうして理由を話しているわけですが・・・
もう無茶苦茶。

どんどん話が逸れていくのですが、
それを気にせずに話を聞く百々瀨が凄い。
というか、バーグマンの発言をイチイチ気に留めていないのかも。

善行は特定の誰かにする為のモノではないのかもしれないが、
不特定多数の人にしなくてはいけないモノでもないでしょう。

自分がしたいと思う人にすれば良いと思う。
だから百々瀨に何か与えたいという
バーグマンの気持ちだけで良いのだ。

でもバーグマンは、
誰に与えられたか、何を与えられたか
その如何で喜ぶのは不誠実ですからと言っていましたね。
素直になれないんだなぁ。

こうして倉庫を去って行くバーグマン

開いた扉から潮のにおいが舞い込む
その時 初めて この部屋が
さっきまで真鈴(バーグマン)の香りに
満たされていたことに気付いた

 
実に趣のあるヒキでしたね。
百々瀨バーグマンも恋愛感情があるわけではないでしょうけど、
友情と言うのも気恥ずかしいという感じなのでしょう。