漫画好きのひとり言

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BEASTARS (板垣巴留) 187話

嫌な想像が尽きないルイ。
自分の危険を一切省みないレゴシの事だから、
きっと今頃、腕か足の一本はなくなっている!
 
ようやく、現場に辿り着いたルイ。
そこで目にしたのは、予想を裏切る光景だった。
 
必死に逃げるレゴシと愉快そうに追うメロン。
レゴシは、まさに尻尾を巻いて逃げているのだ。
 
メロンは母親譲りの狩猟本能が働き、
必死に逃げる獲物を追い掛ける足が止まらない。
 
確実に強くなっているメロンと、確実に弱くなっている俺(レゴシ)
全く太刀打ち出来なくなっているのだ。
 
首を掴まれ、壁際に追い詰められたレゴシ。
「これが狩られる側の恐怖だよ!!」
 
ご機嫌なメロンは、自分の母親の事を語り始める。
狂った愛情を受けていたメロンだから、
こんな獣に育ってしまったのでしょうか。
 
酸欠のせいか、視界が狭くなっていくレゴシ。
見えているのは自分の手だけ。
 
肉食と草食の関わりについて
ウジウジと悩んでいる時も
いつだって目の前には
この爪の生えたデカい両手が視界に入っていた
 
どんな命でも奪えてしまうような この手を持っていながら
俺が悩んでいたことなんて
奪われる側の恐怖の前では 
どんなにちっぽけ(なこと)だったんだ?
 
仔犬のような鳴き声を上げだしたレゴシ。
観念してしまったのか?
 
しかしキューは言う。
レゴシに足りなかったモノだ。
生存本能は獣を臆病者にする
臆病な心は強い獣しか持たない!!
 
か細い鳴き声は気道を広げるため
「生きたい」という強い気持ちの表れだ。
 
俺は 生きたい
反撃開始だ!!
 
血の繋がりからなのか、ゴーシャは何かを感じていましたね。
 
その頃のゴーシャとヤフヤは表通りで
ルイを追い掛けてきた記者達に捕まっていた。
 
メロンについて聞かれたヤフヤ。
その記者の後ろに特徴的なひねりのガゼルの角を持つ者を見つける。
奴・・・!? なんてことはありえない・・・しかし・・・!!
 
メロンの父親は妻に食べられたはずだが、
それではヤフヤが目にしたガゼルは一体・・・?